長時間労働を好んでする人はそう多くはないはずだ。いくら働ことが好きだという人でも、毎日のように残業をしていけば、気づかないうちに体が蝕まれてしまい、体調を崩してしまうことになりかねない。労働者にとって資本である体の管理ができないと、良い仕事はできないので、長時間労働はできるだけ避けたいものだ。

長時間労働が続くと、過労死になるケースさえ起きてしまう。また、だんだんと体だけでなく心も疲れ果ててしまい、体とは別に心の動きが止まってしまって、自分が自分でいれなくなってしまった時に、死を選んでしまうケースも見られる。そのため、残業が続いている人は、深刻化してしまわないうちに、何らかの改善策を考える事が需要だ。

しかし今の時代の社会では、一人に対する負担の多い職場がとても多いのが事実だ。会社も経営をしていかなければならず、やむを得ない場合もあるかもしれないが、それでも社員の心と体のバランスをしっかりと考えていかなければ、後になって大問題に発展する場合もある。

過重労働が原因で死を選んでしまう人がこれ以上増えないようにするためにも、会社ごと社員への仕事量の適正化を図ったり、チーム内で仕事をシェアするなどの取り組みが今後は今よりもさらに必要になってくるだろう。また、働く側も、仕事の仕方に工夫をしたり、悩みや問題点をチーム内で共有するといった動きも重要だ。このように、労働時間の見直しは、会社と個信の両方が動かなければ良い方向へは改善できないのではないと私は思う。